~2018年1月20日史跡公園オープン!全国最後の前方後方墳を見に行こう~

日本遺産のまち「明和町」の魅力発見
斎宮の造営に関係する豪族の墓所と考えられる明和町坂本の坂本古墳群が史跡公園として整備されオープン!
坂本古墳群は、斎宮跡の北約1キロに位置する古墳時代後期の群集墳。元は約150基の古墳が密集していましたが、田畑を切り開く際に消滅し、現在は6基のみ現存しており見ることができます。1番大きな古墳である1号墳は、7世紀前半の前方後方墳で全長38メートル!この形は、4世紀代に多く造られていますが、7世紀に造られることは大変珍しく、全国で最後の前方後方墳といえます。ここに葬られていた人は、棺から見つかった「金銅装頭椎大刀」などから、この地域の王様のような存在であり、当時の最高権力である大和朝廷とも密接な関係を持っていたことが分かりました。
今後のさらなる発掘調査により、お墓の主がどのような人物であったか解明されるのが楽しみです。
斎宮跡の観光と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

【スポット情報】
三重県指定史跡 坂本古墳群
住所:三重県多気郡明和町大字坂本1192-4
電話:0596-52ー7126(明和町斎宮跡・文化観光課)
駐車場:あり
斎宮駅より徒歩約20分
※掲載情報は2017年11月取材時のものになります。